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佐渡市指定 民俗文化財:善知鳥神社祭礼行事

記事ID:0005166 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 民俗文化財

善知鳥神社祭礼行事(うとうじんじゃさいれいぎょうじ)

善知鳥神社祭礼行事の画像

指定種別 無形民俗文化財
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市相川下戸村
所有者または管理者 善知鳥神社

毎年10月19日に行われる相川地区相川市街地の善知鳥神社の祭礼は、勇壮な神輿渡御(とぎょ)と鬼太鼓で知られ、各出し物は昔から代々定まった町内が奉仕する。

神輿は神社を発輦した後、全町を渡御し、佐渡奉行所の大御門前で祈祷する。夜半を過ぎた相川柴町御旅所よりの還御の際は、全町内奉送の高張提灯や数千の提灯が神輿の珱珞に映え、法螺貝の響きと「チョウサヤ」の掛け声とも相まって、島内随一の荘厳華麗な光景となる。

また、鬼太鼓は、元は金銀山の大工が鉱石を穿る所作に似せて太鼓を打ったといわれ、翁面の豆蒔きが桝と柿を持って太鼓の調子に合わせて舞い、太鼓は大人と子供に分けて太鼓の表裏をリズムに乗せて打ち、長刀遣いと棒遣いは豆蒔き翁と太鼓の調子の変化によって所作をなす。この他に神輿の先導として馬上の猿田彦神、白丁のかつぐ鉾さん、雄雌の獅子、太鼓・鼓の子供たちが神輿に前後して町内を巡る。

善知鳥神社は仁平元年(1151)創建と伝わり、かつては善知鳥七浦(下戸・羽田・下相川・小川・達者・北狄・戸地)の総鎮守とされ、祭礼には寛永20年(1643)頃までこれら七浦の氏子も参加していた。