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指定種別 | 天然記念物 |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市関 |
所有者または管理者 | 個人蔵 |
「鏡岩」と呼ばれるこの岩は、相川地区関の集落南東、大きな垂直状断層面の露頭に見られる鏡状面の石英安山岩である。
地震の主原因は断層のズレにより生じる断層運動とされるが、この運動により断層両側の岩盤上に高温・高圧の摩擦が加わると、断層に沿う岩盤表面に摩擦跡とともに鏡肌(スリッケンサイド)と呼ばれる平滑な鏡状の面ができることがある。
この鏡岩の表面には、垂直下向きの断層運動があったことを示す摩擦跡が多数見られ、鏡状の面が鏡肌であることがわかる。
この断層を生じさせた地震については現在も特定されていない。