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両津病院 院内看護研究発表会を実施しました。

記事ID:0060790 更新日:2024年5月9日更新 印刷ページ表示

看護部だより 令和6年4月14日実施 

院内看護研究発表会

北里大学保健衛生専門学院学院長 渡辺しき子先生の講演会

両津病院看護部では、平成15年から毎年看護研究を行い、院内発表をしていましたが、新型コロナウイルスの影響により3年間休止しました。

令和5年度は病棟の協力により看護研究の発表と、北里大学保健衛生専門学院学院長の渡辺しき子先生を講師としてお招きし講演会を開催することができました。

 

今回の看護研究は、増野千明さん、松本綾子さん、有元雅美さんの3名による

「口腔ケアに拒否的態度を示す高齢患者へのアプローチ」です。

 

はちみつを使用することで、口腔ケアに対する拒否的態度がなくなり、口腔内の清潔な環境が保たれることを検証する研究です。高齢者にとって口腔ケアは、様々な病気の予防にもつながる非常に重要なことです。口腔外科の猪本先生から、口腔内の評価に関してお力添えをいただいたおかげで、有意義な検証ができました。

看護研究を行う目的は、得られた成果により看護を改善し、よりよい看護を実践するためです。今回の看護研究も入院患者の特性が表現され、両津病院らしい、そして今後も継続できる内容のものとなりました。グループで研究を進めていくことにより、考えを深めて、より良いものにしていくことができる反面、お互いの意見のすり合わせの難しさを感じ、その都度先生にご指導をいただきながら進めてきました。

時間をかけて、テーマと向き合ってきた日々は、看護研究発表者にとって貴重な経験となりました。この看護研究で得られた成果を皆で共有し看護の質向上を日指していきます。なお、今回の看護研究は、2024年度「全国自治体病院学会」において発表する予定です。

 

渡辺先生から、『看護基礎教育の変遷と現状』について、ご講演をいただきました。

 

変遷とは、時の流れとともに移り変わることを意味しています。看護教育は社会のニーズに対応できる人材の育成をめざしています。

少子高齢社会を迎えた日本の保健医療福祉は著しく変化しつつあり、それに応じて看護職に求められる役割も,病院や診療所だけでなく、地域の訪問看護など、その他へと拡大してきています。看護学として学習しなければならない学習内容は膨大に増えており、このような変化に対応するには、質の高い看護が要求され、その基盤となる看護教育の質の向上をめざして、大学や大学院数が急激に増加するなど、社会は大きく変化していると指摘されました。

今回の講演を通して、現代教育の現状を知る機会となり、多様化する社会のニーズに対応していくための看護を感じ、常に学んでいく必要があると考えさせられました。

写真 [PDFファイル/102KB]

 

 

 

 

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