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性のありかたや、LGBTQにまつわる基礎知識など、多様な性に関する理解を深めるためのページです。
よりそいホットライン Yorisoi Hotline(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)<外部リンク>
内閣府「性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進」 [PDFファイル/1.72MB]
内閣府 「性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進」<外部リンク>
私たちは日常生活の中で男性と女性の2つに分けて考えがちですが、人間の姿、価値観、感情などが人によって異なるように、性のあり方も一人ひとり異なります。
性的指向(Sexual Orientation)、性自認(Gender Identity)の頭文字を取った言葉をSOGIと言います。性的指向・性自認に困難を抱えているだけでなく、私たち一人ひとりの多様な性のあり方を表現した言葉です。
LGBTQとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの頭文字をまとめたもので、性的指向・性自認により困難を抱えている人の総称の一つとしても使われています。この他に、エックスジェンダー(Xgender)などの方もいらっしゃいます。
性同一性障害とは、出生時に割り当てられた性別と性自認の不一致による性別違和が強く、本人が望む性別へ移行するために、ホルモン治療や性別適合手術を必要とする人への医学的な診断名です。トランスジェンダー当事者全員が性同一性障害の診断を受けている、または医療を必要としているわけではありません。
日本における当事者の割合は、調査機関・調査方法によって結果は異なりますが、約3%~10%と言われており、「佐藤・鈴木・高橋さん」という苗字より多いと言われていますので、「見えていない」「気づいていない」だけなのです。
見ただけではわかりません。「学校や職場でいじめや差別にあうのではないか」、「家族や友人に理解してもらえないのではないか」ということを恐れて誰にも伝えることできずに、一人で悩んでいるケースが多いため、その存在に気づきにくくなっているのです。
カミングアウトとは、自分の性的指向や性自認を他人に打ち明けることです。自分の性的指向や性自認を受け入れ、自分らしく生きていくための手段の一つです。本人にとってはとても勇気が必要な行為です。
カミングアウトをするか、誰に伝えるかは当事者本人が決めることであり、決して周囲の人が強要してはいけません。
「話してくれてありがとう」と伝えあなたを信頼して打ち明けてくれたことに対して肯定的に受け止めることが大切です。また、他の人にもカミングアウトしているかを確認しましょう。
相手の希望をしっかりと聴いた上で、何か困っていることはないか、できることはあるかを確認し、相手に寄り添う対応を心掛けましょう。
もし、カミングアウトをしたことで、またはカミングアウトを受けて、悩んだり不安になったりしたときは、専門の相談窓口(よりそいホットライン:0120-279-338<外部リンク>)などを利用しましょう。
アウティングとは、ある人の性的指向や性自認を本人の同意なく第3者へ暴露することです。
アウティングは重大な人権侵害であり、家庭や学校、職場などでのいじめや偏見、差別を受けるなど、当事者の居場所を奪う事態になりかねない危険な行為です。アウティングをきっかけとして命が失われた事例もあります。
例え善意であったり、ここだけの話であったりしても、本人の同意なく誰かに話したり、SNS等で伝えるようなことは絶対にしてはいけません。
SOGIハラスメントとは、SOGIに関しての差別やいじめ、嫌がらせなどのハラスメント全般を指します。パワーハラスメント防止措置を全企業に義務化した、いわゆる「パワハラ防止法」が 施行されました。そして、パワーハラスメントの中にはSOGIハラスメントも含まれています。
誰もがお互いの人権を尊重し、自分らしく生きられるために、以下のような行動は絶対にしないでください。
LGBTQ当事者について理解し支援する人のことをアライ(Ally)と言います。多様な性について積極的に知りながら、支援の意思をあらわすレインボーカラーのものを身に付けたりなど、アライであることを表明してみましょう。
佐渡市では毎年セミナーを開催し、性的マイノリティへの理解を深めるための取組をおこなっています。
開催の情報については佐渡市の取組をご覧ください。
新潟県は、令和6年9月2日より、新潟県パートナーシップ制度<外部リンク>を開始します。
佐渡市では、新潟県のパートナーシップ関係にある方が、佐渡市で受けられる行政サービスを掲載しております。
多様な性についてははさまざまな言葉があります。一覧にまとめましたのでご覧ください。