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はじめに(平成22年度:施政方針)

記事ID:0004304 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

[平成22年度:2010年度]施政方針(8ページ中:2ページ目)


はじめに

平成22年度の当初予算案及び関連する条例案等、その他諸案件のご審議をお願いするに当たり、市政執行に対する私の所信の一端を申し上げます。

一昨年、アメリカに端を発した金融危機の影響により、日本を始め世界経済全体に未曾有の負の連鎖をもたらしました。その後、日本においては回復の兆しはあるものの、特に地方を中心に依然として雇用情勢の悪化など経済回復の目処が立たない状況下にあります。

本市においては、トキ認証米の販売や観光客数が60万人を超えるなど、一定の成果は上がっているものの市税の落ち込みに加え、歳入の半分を占める普通交付税も今後、厳しくなることが予想されています。

このため、昨年12月に大幅な計画的歳出削減と、佐渡の強みを活かした産業振興を目指す成長力強化戦略を核とした「佐渡市将来ビジョン」を策定しました。本年度は、その将来ビジョンの元年として実践に取り組みます。

まず、歳出の削減は、子どもや高齢者など社会的弱者への配慮をしながら、人件費や物件費の削減など徹底した行政改革を進めます。

一方、成長力強化においては予算を別枠で確保し、農林水産業と他の産業との連携により、豊かな自然の恵みを活かした産業おこしと地域資源を活かした魅力あるにぎわいの島づくりのための観光等交流人口の拡大を図ります。

あわせて、これらを支える基盤として、市民の安全・安心・利便性の確保や産業活性化、交流人口の拡大等のための交通インフラの整備に取り組みます。さらには、過疎化や少子・高齢化に対応できる安全・安心の地域づくりを進めます。また、活性化のためには人材の確保が重要であり、大学等との連携のもと産業横断的、客観的視点をもった人材の育成に努めます。

離島の優位性を最大限に活かし、将来ビジョンに沿った取組を、行政と市民の皆さま方との協働によって、一歩一歩着実に実行することにより、佐渡の豊かな自然の恵みや、魅力を活かしたにぎわいの島づくりの実現を目指して全力を尽くします。

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