メニューをスキップしてタイトルへ



2 観光地域づくりの推進による交流人口の拡大

[平成29年度:2017年度]施政方針(8ページ中:4ページ目)

2017年3月14日、掲載

総合政策課 政策推進係(0259-63-3802)

本ページの目次
  1. 佐渡版DMOを中心とした滞在交流型観光の推進
  2. 受入態勢の整備

佐渡金銀山の世界遺産登録については、観光の振興の大きな起爆剤として期待が寄せられています。

本年は、佐渡を世界遺産にする会の首都圏、新潟、地元の会員と連携をしながら、大規模な講演会などを東京で開催し、国会議員や著名人を招待して佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた一体感を国内外にアピールします。

また、世界遺産登録後に急増することが見込まれる来訪者に対して、佐渡金銀山の魅力と価値を周知するガイダンス施設の建設を平成29年度から開始するとともに、佐渡を世界遺産にする会等の民間での取組と連携しながら、市民の機運を醸成するPR活動を展開し、島内の受入態勢を整備します。

本年こそ国内推薦の決定に向けて、市民の皆様や県内外の多くの方々から応援をいただきながら全力で取り組んでまいります。

あわせて、世界遺産登録後を見据えたWi-Fi環境やガイドの育成、外国人旅行者向けのサイトやSNSの構築、官民一体での幹線道路の美化等、受入環境の整備に取り組みます。

さらに、観光地経営の視点に立った観光地域づくりの舵取り役となる、佐渡版DMOの平成30年度の設立に向けて準備を進めます。

世界的3資産の一つである佐渡ジオパークは、平成29年度に4年に1回の日本ジオパーク再認定の審査を控えています。今後の世界認定を目指すうえでも着実に再認定を受け、観光資源のみならず、地域づくりや教育分野においても大いに活用していきます。

(1)佐渡版DMOを中心とした滞在交流型観光の推進

佐渡版DMOの構築に向けて、平成28年度から佐渡観光地域づくり推進協議会で組織のあり方や魅力ある着地型旅行商品の開発などについて議論しており、平成30年度の設立に向けてあるべき姿を具現化していき、関係者の合意形成を図ります。

旅行市場のトレンドは団体旅行から個人旅行へのシフトやインバウンドの増加であり、これらの市場を牽引しているターゲットに対し現状では佐渡の強みである歴史・文化、自然、食が十分に活かされていない状況です。それは首都圏からは比較的近い距離にあるにもかかわらず、航路利用のため交通費と時間を要することから滞在時間が短くなり、佐渡の魅力が十分に伝わっていなかったことが一因です。そのため、個人旅行者等をターゲットの中心とし、多様な体験メニューの商品化や運賃の低廉化などにより滞在時間を拡大し、佐渡の魅力を伝えられる体験型観光を推進し、他の産業や地域に経済波及効果がある仕組みづくりから、様々な関係者が稼ぐことができる佐渡版DMOの構築を目指します。

さらに、観光客の佐渡の食に対する期待は大きいことから、佐渡産食材を活用したメニューを観光客に提供し、宿泊満足度やリピート率、他の産業の所得向上を図ります。

インバウンド対策では、本市を訪れる外国人旅行客は中国、台湾の団体旅行客が大半を占めており、首都圏ゴールデンルートや県内の観光地に訪れる外国人個人客を取り込む必要があります。このため、外国人旅行者向け観光案内サイトの構築やSNSでの発信など効果的な情報発信を行い、欧米豪の外国人個人客の誘客を図ります。

また、本市を訪れる外国人旅行客が観光タクシーを利用した際の支払いにカードが使えないため、観光タクシーのクレジットカード決済化を支援し、外国人旅行客の利便性や満足度の向上を図ります。

このページの先頭へ

(2)受入態勢の整備

今後の世界遺産登録を見据えると、現状のガイド体制では対応が不十分と考えております。ふれあいガイドをはじめ、観光ガイドの人員不足、後継者不足が懸念されるほか、それぞれのガイド団体が個々のエリアや専門分野のみの案内に留まっている現状があります。

このため、世界遺産登録に向けて佐渡金銀山ガイドの登録制度を構築し、観光客の満足度向上を図り、リピーターの確保につなげます。

また、各ガイドが共通して身につけるマナー、リスクマネジメント等の研修やガイド団体の相互の研修を実施し、地域限定通訳案内士とともにスキルアップを図り、ガイドの一元化による観光客の利便性向上を図ります。

ハード面の整備では、外国人観光客に限らず洋式トイレの整備要望が多く、観光客の満足度向上のための洋式化について、平成29年度は3ヵ年計画の最終年度として、観光地や道路沿いの主要な公衆トイレの整備を進めます。

また、世界遺産登録を見据え、主要観光拠点で外国人観光客等がスマートフォンなどの通信機器を使って情報発信や入手ができるように、新潟市の公衆無線LANと連携したWi-Fi環境を整備し、観光客の利便性の向上を図ります。

近年、文化財や歴史的建造物を活用した観光メニューへの期待が拡大していることから、有形・無形の文化財を観光商品に取り込み、観光客の満足度の向上を図ります。

観光客を受け入れるためには幹線道路やトライアスロン、ロングライド、自転車を利用した周遊観光に使われる路線の環境美化を行う必要があります。観光資源となり得る農道や林道の整備を含めて、行政や関係者等、島民一体となって環境美化に取り組み、美しい佐渡にすることにより、環境の島佐渡、世界遺産にふさわしい島佐渡のイメージアップを図ります。

このページの先頭へ

「施政方針(平成29年度:2017年度)」の目次へ