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[令和3年度]施政方針
昨今の異常気象により、災害は激甚化、頻発化しています。我々の想定をはるかに超え、いつ、どのような形で襲ってくるかわかりません。離島である本市にとって、防災体制の強化は急務であります。
予測不能な災害の発生に対し、日頃から市民の防災・減災に対する自助・共助などの意識の向上や地域での防災訓練など、地域防災力の向上に努めるとともに、市民が安全に避難できるように港湾、空港などのハード整備も必要となります。
まず、地域防災力の向上につきましては、小・中学生を対象にした防災教育の推進と、地域における助けあいを推進する自主防災組織の活動を支援してまいります。
また、港湾、空港、主要幹線道路などのハード整備につきましては、災害時の応急対策活動を円滑に行うための港湾や、臨時ヘリポートも含む空港など、輸送関連施設の耐震化や物資集積拠点を結ぶ道路網の整備などについて、国や県と協力し推進してまいります。
特に、佐渡の玄関口である両津港につきましては、防災力の強化を図るため老朽化した施設の再編など、県と連携し国への要望に取り組んでいます。
また、災害時における情報収集や国、県なども含めた災害対策本部を瞬時に立ち上げ指揮命令を行うために、既存の庁舎を活用しながら、災害時に拠点となりうる庁舎の整備を進めてまいります。