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10月29日から開催されたGIAHS世界農業遺産認定10周年記念フォーラムが無事に終了いたしました。関係者をはじめ、多くの皆さまのご努力とご支援の賜物であり、改めて心より御礼申し上げます。
この成果を国内外に発信していくため、議論の成果を宣言いたしました。
1.環境問題に対する意識の醸成を図り、「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を継続することで、生きものを育む農法の普及・拡大に引き続き努めることを宣言します。
2.離農や耕作放棄地の拡大など農業を取り巻く環境の悪化に備え、水田の多面的機能である生物多様性維持や防災機能などの影響を「見える化」し、人口減少に備えた地域づくりを早急に検討することを宣言します。
3.「朱鷺と暮らす郷」をはじめとする環境を重視した農法へ転換するため、データに基づく多様な取組、特に、佐渡米については需要に応じた多様な用途の生産に取り組むことを宣言します。
4.農業の持続可能性を確保するため、「協同組合」(農協、生協など)の重要性と地域での利益を地域内経済循環する仕組を構築することを宣言します。
5.人口減少、労働力確保の観点から、地域内の労働需給の調整の仕組の開発、佐渡市への移住促進、新規就農を含む経営安定のための措置の強化・体系化に取り組むことを宣言します。
6.農村コミュニティの維持と伝統芸能などを未来に継承するために、GIAHS(世界農業遺産)の中から、「佐渡モデル」を見つめ直し、未来へ継承する各種仕組みづくりの推進を宣言します。
7.里山の農業を未来へと継承していくためには、若者の思いや夢に耳を傾け、みんなで応援する風土を醸成することが大切です。若者の声を政策やビジョンづくりに生かしつつ、多様な世代が一緒になって挑戦し続ける島を実現することを宣言します。
GIAHSは過去の遺産ではなく、「生きている遺産」であり、大変誇らしいものです。より多くの皆さんにGIAHSを知っていただき、理解を深めて頂けるよう取り組んでまいります。
このフォーラムの様子は、112ch(CNS放送)で12月頃から順次放送予定です。皆さん是非、ご覧ください。
令和3年10月30日 土曜日
GIAHS世界農業遺産認定10周年記念フォーラム2日目
・基調講演「日本の持続可能な農業とは~佐渡GIAHSの農村文化から考える~」(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 武内理事長)
・パネルディスカッション
・分科会、里山未来ユースサミット
・地元芸能披露
令和3年10月29日 金曜日
GIAHS世界農業遺産認定10周年記念フォーラム1日目
・鼓童によるオープニング
・記念講演「トキ野生復帰の意義とGIAHS」(環境省 中井環境事務次官)
・事例発表「トキを学ぶ、トキから学ぶ、行谷小学校の子どもたち」(佐渡市行谷小学校)
・事例発表「トキの餌場と生きもの育む地域の取組」(板垣徹氏、高野毅氏)
令和3年10月29日 金曜日
佐渡市は株式会社アドレス様と、GIAHS世界農業遺産認定10周年を節目として「トキと共生する佐渡の里山」の持続可能性を高め、関係・交流人口の拡大による地域活性化を目的として、連携協定を締結しました。
令和3年10月28日 木曜日
明治安田生命保険相互会社新潟支社様が実施された、地域の健康とスポーツ振興による社会貢献活動の一環で集められた「私の地元応援募金」を佐渡市にご寄附いただきました。明治安田生命保険相互会社様とは健康増進に関する連携協定を結んでおり、今後も、しまびと元気まつりやスポーツイベントなど健康増進に関わるイベントにおいて連携した取組を実施してまいります。
令和3年10月27日 水曜日
「小木地区地産地消まちづくり推進協議会」の皆さんが主体となり開発に取り組まれた、小木地区の新たな名物「佐渡芋汁鯛ご膳」の完成発表会にお招きいただきました。
春先に小木地区で水揚げされた「鯛」を一次加工して冷凍保存し、地魚の漁獲量が少ない夏の観光シーズンに「新たなランチ」として、小木地区の飲食店4店舗でそれぞれの創意工夫を加えて試験販売されます。
※江戸中期(明天5年)に、関西で発刊され大流行したレシピ本「鯛百珍料理秘密箱上下巻」に「佐渡金山の名物」として記述されていたのが「佐渡芋汁鯛」のレシピであり、今回、このレシピを235年ぶりに復活させたものです
令和3年10月19日 火曜日
日本郵便株式会社信越支社様から、GIAHS10周年を記念したオリジナルフレーム切手「世界農業遺産認定10周年~能登の里山里海 トキと共生する佐渡の里山~」とオリジナルフレーム切手「歴史と文化を体感できる島 佐渡」を贈呈いただきました。
令和3年10月13日 水曜日
12月に開催される「ジュニアオリンピックカップ第35回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」に出場する県の選抜チームに、佐渡市より2名の女子選手が選出されました。佐渡市から選出されるのは初めてとのことで大変喜ばしく思います。
選抜チームでの練習は、毎週末に新潟へ渡り、他校のバレー部の仲間たちと練習を重ねているとのことで、毎回、海を渡り、慣れない環境での練習に、ストレスや疲れも蓄積されるだろうと思いました。しかしそれ以上に、選抜された喜びと楽しさと、期待に応えたいと思っている選手たちを見て、彼女たちの成長が心から楽しみになりました。
多くの方からの応援に感謝しながら、自分の持てる力をすべて出し切って、自身の成長の糧としてほしいと思います。
令和3年10月11日 月曜日
佐渡潜水株式会社様から、島内の保育園や小中学校の子どもたちに笑顔と安らぎが持てることを願い、コブダイのアマビエを寄贈いただきました。
そのほかにも、コブダイのキャラクターで「コブダイのこいのぼり、トキめきタイ、笹コブだイんご」のマスコットも寄贈いただき、公共施設等で皆さんの目に留まり、一瞬でも笑顔になれば嬉しいと、併せて寄贈いただきました。
令和3年10月11日 月曜日
農薬や化学肥料を使用せずに栽培されたオーガニック農産物を使った給食が吉井保育園で提供されました。これは、地産地消の推進と佐渡産農産物のオーガニック栽培を拡大させるチャレンジの一環とする取組であり、給食終了後には農家の皆さんとも意見交換を行いました。
生産者は消費者を想いながら、消費者は生産者を想いながら「食」と向き合うことで、地産地消の推進や廃棄ゼロへの意識向上にも繋がると考えています。おいしい給食をありがとうございました。
令和3年10月7日 木曜日
佐渡市では、国土交通省が公募した「令和3年度グリーンスローモビリティの活用検討に向けた実証調査支援事業」に採択され、実証調査開始にあたり出発式が開催されました。今後、地域住民の利便性や観光客の周遊性の向上を検討し、新たなツーリズムの実現の可能性を模索します。
※グリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)とは・・・時速20km未満で公道を走る電動車。狭い路地も通行可能で、地域内での小さな移動や観光資源として、環境に優しいエコなモビリティの普及が期待されている。
令和3年10月6日 水曜日
アテビの会様から、佐渡市の木である「アテビ」の良さを広めるため防災拠点庁舎建設時に使用してほしいというご意向のもと、「アテビ」のご寄附をいただきました。
令和3年10月2日 土曜日
5月の田植えから始まり、7月頃から見頃を迎えた田んぼアートの稲も、黄金色に輝き、頭を垂らして豊かな実りを付けてくれました。市民の皆さんはもちろん、旅行者をも楽しませてくれたこの田んぼアートの彩りも見納めを迎え、生きものや季節の移り変わりを肌で感じながら、総勢約100名の参加者の方々と稲刈りを行い、その喜びを分かち合いました。
また、コープデリ連合会様より「CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリとその加工品」の売り上げの一部をトキ環境整備基金にご寄附をいただきました。毎年、多額の寄附をいただいており、この寄附金はトキのエサ場になるビオトープの整備や里山の保全などに活用させていただきます。
令和3年10月1日 金曜日
佐渡市出身の大相撲力士(高砂部屋所属)で、9月場所において勝ち越し、11月場所では新十両昇進が確実になった寺沢樹力士と面会しました。
今後の活躍に期待しています。
令和3年10月1日 金曜日
佐渡市は日本航空株式会社(以下「JAL」)様とサービス教育に関わる協定を締結しました。この協定は、JAL様がお客様サービスを通じて長年培ってきた経験やノウハウを活かした高品質なサービス教育プログラム「JALビジネスキャリアサポート」を佐渡市の観光を担う各所で実施し、観光客へのおもてなし力の向上を目指し、地域観光を盛り上げる人材の育成に取り組むことを目的としています。