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はじめに(令和2年度:施政方針)

記事ID:0004379 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

[令和2年度:2020年度]施政方針


はじめに

令和2年度当初予算案及び諸議案のご審議をお願いするにあたり、新年度の市政運営に関する私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。

「佐渡再生」を大きなテーマとして掲げる中で、平成29年度から「観光地域づくりの推進」と「産業の振興」を最重点の取組として位置付けてまいりました。令和2年度は、世界文化遺産登録を目指している佐渡金銀山の国内推薦獲得に大きな期待がもてる年であり、この契機をしっかりととらえ令和4年度のユネスコ登録を目指すとともに、観光・交流や関係人口の増加につなげ「観光地域づくりの推進」の大きな弾みにしたいと考えております。

「産業の振興」については、地場産業への活性化に向けた取組を続けます。中でも地消の充実、地産の拡大による島内循環の促進を図り、経済活性化につなげてまいります。

また、現空港で離発着可能な機種を導入しての定期航空路の早期再開を目指すとともに、長年の懸案である滑走路2,000メートル化計画の実現への取組も新潟県や関係団体と連携しながら、引き続き推進してまいります。

子どもから高齢者まですべての市民の皆さまが安心して暮らすことができる島づくりを着実に進めていくためにも、「災害に強い島」を目指し、防災・減災のための長期的なインフラ整備にも取り組まなければなりません。

また、老若男女が元気に暮らしていくために、教育をはじめとした子育て環境の更なる充実を図るとともに、医療・介護・福祉の連携を密にしてのサポート体制の強化を図ってまいります。その中で重要となる計画の一つが、両津病院の移転新築事業です。現在の両津病院は耐震性能や津波浸水の面で大きな不安を抱えていることから、早期の移転新築を着実に推し進めていかなければなりません。「安心して暮らせる生活環境」の整備の一環として、この計画の実現に向け取り組んでまいります。

それに伴い現在、両津病院に併設されている特別養護老人ホーム歌代の里についても、民間移行に向けた取組やスケジュール等を明確にしてまいります。

さて、財政状況が厳しさを増す中ではありますが、令和2年度当初予算編成にあたり、市民生活への影響が少ない経費の抑制を図りながら、市民の暮らしを第一に、事業の継続性、人材の確保・育成等に考慮して予算計上させていただきました。また、補助制度をはじめとしてすべての面で従来並みの財源確保は大変難しくなってきている中で、これまで以上に国、県などからの財源確保に努めてまいります。

また、令和元年度に過去最高の寄付額となりましたふるさと納税についても、さらに工夫をこらしながら増額を目指してまいります。

令和2年度につきましては、年度早々の4月に市長選挙を控えておりますので、この施政方針におきましては、主にこれまでに手がけてきた事業や継続的に取り組んできている事業について申し述べることとし、「進行中の事業」を着実に進めることについての概要説明をさせていただきます。

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