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はじめに(平成23年度:施政方針)

記事ID:0004312 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

[平成23年度:2011年度]施政方針(8ページ中:2ページ目)


はじめに

平成23年度の当初予算案及び関連する条例案等、その他諸案件のご審議をお願いするに当たり、市政執行に対する私の所信の一端を申し上げます。

さて、日本の雇用及び経済情勢は依然として厳しく、佐渡市でもこれまで6度の経済対策を行い、一定の効果があったものの、引き続き雇用安定と景気回復を重点に取り組んでいく必要があります。

このような中で、佐渡高校の選抜高校野球大会への出場決定は、佐渡に希望の光をもたらしました。離島のハンディを乗り越えての出場は、島民に夢と勇気を与え、我々はその心の高ぶりの中で佐渡の可能性に自信を持ちました。

一方、平成16年の佐渡市誕生以来、「エコアイランド佐渡」を前面に施策を展開し、環境と経済の両立を目指してきましたが、その取組が実を結び「朱鷺と暮らす郷づくり認証米制度」が全国で高い評価を得ています。そして、昨年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議いわゆるCOP10(コップテン)の、自治体国際会議で日本を代表して認証制度の取組を発表し、佐渡の事例が世界的に脚光を浴びました。

また、生き物を育む農法の取組や棚田をはじめとする佐渡の特徴ある農業を、「農業の世界遺産」とも呼ばれるGIAHS(ジアス)に認定申請しました。これが認められ、更に発信することで、佐渡産農産物の国際的な知名度が高まると期待をしています。

そのほかにも、佐渡金銀山の世界遺産登録への取組に加え、小木海岸をはじめとする世界的に貴重で地質学的に重要かつ多様な資産を、世界重要地質学的遺産とも言える「世界ジオパーク」認定に向けて準備を進めており、これら3つの重要遺産を掲げる佐渡市の取組に注目が集まっています。

こうした佐渡ならではの豊かな自然、薫り高い文化や歴史、芸能などに焦点を当て、これらを保護・活用しながら国内はもとより世界に情報を発信し続けることで佐渡全体のブランド力を高め、農林水産業や観光産業をはじめとするあらゆる産業に経済波及する事業に取り組み、「活気あふれる新しい島づくり」の実現を目指していきます。

今年度は合併をして8年目を迎えますが、これまで人員削減や公共施設の統廃合、民営化を進め、行財政のスリム化を図ってきました。引き続き、市民の皆さまの理解を得ながら佐渡市将来ビジョンに沿って徹底した行財政改革を進め、次世代が安心して住める、魅力あるまちづくりに全力で取り組みます。

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