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[平成23年度:2011年度]施政方針(8ページ中:5ページ目)
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佐渡空港の滑走路2千メートル化は、島民の安全・安心の確保、産業の活性化、交流人口の拡大に不可欠であり、離島に住む我々の長年の悲願です。拡張整備の早期事業化に向けて、県や関係機関に対する働きかけを強化します。
また、佐渡〜新潟間の航空路については、7月の運航再開が予定されており、その安定した運航体制を確保するため、県とともに利用促進を図ります。
佐渡航路を取り巻く環境の変化を踏まえた航路の維持と活性化に向け、国、県、対岸市、航路事業者、その他関係団体等との協議や検討を強化して将来像を明確にするとともに、これとリンクした各種の航路利用促進策を実施します。特に、北陸新幹線の開業を絶好のチャンスとして生かすため、上越地域との連携を強化し、機運醸成による広域観光の推進、アクセス改善などによる誘客地域の拡大に着手します。
また、航路運賃の低廉化と運航体制の安定化を図るため、社会資本整備総合交付金を活用して、佐渡汽船の代替船舶建造計画に対する支援を行います。
周辺地域と医療機関や中心街を結ぶバスの運行など様々な実証実験を行いながら、公共交通の利用促進を図るとともに、高齢者や学生などの交通弱者にやさしく、効率的で利便性の高い交通体系を具体化していきます。
また、地域住民や団体など多様な運営主体が参入しやすい環境をつくり、地域の実情に合った持続可能な交通体系の構築を目指します。
安全で安心な市民生活を確保するため、島内交通の核となる国道350号や県道の整備を、県と連携しながら推進するとともに、市道からのアクセス向上を図ります。
また、ロングライドなどの競技者が安全かつ快適に走行できる環境の整備に努めます。