第4回 低栄養を予防するための「元気100歳いいねかっちゃ弁当」コンテストの審査結果をお知らせします

　高齢になっても自立した自分らしい生活を送るためには、筋力や活力が必要です。そのためには、たんぱく質（特に肉や魚）をしっかり取り入れたバランスのよい食事が不可欠です。

　このことを若い世代を含め、市民のみなさまに知っていただくことを目的に第4回「元気100歳いいねかっちゃ弁当」コンテストを開催しました。

　コンテストでは、未発表のオリジナルレシピを8月～9月に募集し、書類審査、最終審査を経て賞を決定しました。

　各作品のレシピもご紹介しますので、毎日の献立の参考にし、ご家庭でもぜひ取り入れてみてください。

審査結果

　応募総数は28作品でした。

　いずれの作品も家で採れた野菜など、地場産食材を使用し、高齢者が食べやすいよう工夫されたお弁当でした。栄養のバランスや食感、食欲が沸くような彩りの工夫など様々な面について配慮されていました。

　最終審査では、書類審査によってノミネートされた4作品について、各グループからアピールポイントの説明を受けた後、実際に調理された作品を試食して審査しました。

最終審査の様子

調理の様子

各チームからのアピールポイント発表

審査の様子

審査日

2022年10月30日（日曜日）

場所

トキのむら元気館

審査員

• 佐渡総合病院 外科医師、親松学氏
• 佐渡市老人クラブ連合会 副会長、天池範夫氏
• ぱちぱち屋 代表、井出啓子氏
• 佐渡地域振興局 健康福祉環境部長、鶴巻勝氏
• 佐渡市長、渡辺竜五（代理：副市長 伊貝秀一）

最終審査基準（1人20点満点、各配点4点）

佐渡産食材の活用

• 地場産食材が使われているか。

低栄養を意識したメニュー

• たんぱく質がしっかり摂れ、栄養バランスが優れているメニューになっているか。

簡単に料理できるレシピ

• 一般家庭でも手軽に作れる内容であるか。作ってみたい献立となっているか。

おいしさ・盛り付け

• 味、色合い、食べやすさ、なじみやすい味かどうか
• 美しさ、楽しさはどうか。

プレゼンテーション

• わかりやすく説明しているか。
• 熱意を感じるか。

最終審査結果

　最終審査の4作品の得点は僅差で、どの作品が最優秀賞を受賞しても不思議ではない、すばらしい作品ばかりでした。

　審査結果については、11月27日（日曜日）に開催する「高齢期の食を考えるつどい」で発表します。

最終審査にノミネートされた4作品

　この「元気100歳いいねかっちゃ弁当」は高齢者向けであり、高齢期以前までの方にとっては、このような食事を1日3回摂取するとたんぱく質の摂り過ぎになるかもしれません。高齢期以前の方はたんぱく質の摂り過ぎに注意し、野菜もしっかり摂りましょう。

「見てにこにこ食べてにこにこ弁当」　作成者：にこにこ元気チーム

献立

• 黒ごまごはん
• 根菜つくね
• あらめ煮
• きゅうりと春雨のサラダ
• 牛乳寒天

「カラフル元気弁当」　作成者：オレンジ　トマト

献立

• 枝豆ごはん
• 鮭のポン酢焼き
• あらめ煮
• オクラのおかか和え
• サラダ
• ちくわのきゅうりチーズ
• 季節の果物

「野菜たっぷり栄養弁当」　作成者：佐渡総合高校

献立

• ごはん
• 鮭のきのこあんかけ
• しいたけのみそマヨ焼き
• かぼちゃバターしょうゆ
• もやしと小松菜の磯香あえ
• ミニトマト
• 季節の果物

「さどまるごと弁当」　作成者：ベジタリアンバーバ

献立

• ひじきの炊き込みご飯
• 温野菜のサラダ
• イカのメンチカツ
• トビウオのすり身ハンバーグ
• レタス、ミニトマト
• 季節の果物